名古屋市熱田区、日比野の たけむら耳鼻科
（耳鼻いんこう科,アレルギー科,小児耳鼻いんこう科）

痛みの少ない耳・鼻の手術を名古屋の患者さまに提供したい

短期入院や日帰り手術をする開業医の先輩方を見て、名古屋でも日帰り手術を提供したいと考えたのが手術をはじめたきっかけです。手術をした後、自宅での安静と定期的な通院が可能であれば日帰りでも手術はおこなえるので、「大きな医療機関でない」からとメスを置くのではなく、手術のできる体制をつくりました。

目標とするクリニックの実現に向けて、実際に日帰り手術をされている院長の先輩方に相談したり、医院を見学させてもらったりして、いろんな方にアドバイスをもらいながら準備をしました。耳鼻いんこう科に限らず入院日数が短縮されるなか、大阪や東京では、耳鼻いんこう科の日帰り手術は一般的になりつつあります。耳・鼻の日帰り手術をこの地域にもっと広めていけたらと考えています。

開業医仲間の意見を取り入れて、よりよい医療の提供に工夫しています

院長が定期的に参加する「耳鼻咽喉科短期手術研究会」では、「こんなことで困ったけどみんなどうしているのか」「こういうことに気をつけて治療を進めるといい」「自分だったらこんな風にする」といった意見交換をおこなっています。情報や技術を共有することで、患者さまにとってよい医療を提供できると考えています。

研究を発表するための学会というよりは、医療の現場で生まれたアイデアや知見を共有できる場なので、院長自身も「こうしたらよくなる」というようなことを日々思案して研究会に参加しています。意見を交わすことで得た知見を、日々の診療に反映しています。

診断から治療までワンストップで対応できるよう医療機器を選んでいます

当院では「診断と治療の完結を目指し、必要であれば治療を次の医療機関に速やかに引き継ぐ」。この目標を掲げて診療をおこなっています。そのため、CTやレントゲン、超音波検査機器のほか、鼻の奥やのどの状態を観察できるファイバー、耳など細かい部位の観察や処置に使用する顕微鏡、めまいの検査に用いる赤外線CCDカメラなど、さまざまな症状に対応する検査機器を導入しています。

耳の診察は横になって受けていただくことがあるので診察台を設置して、ご自身の状態を見ていただけるように、横になりながら耳の様子を観察できるモニターもご用意いたしました。

子育てをがんばるお母さまを応援するクリニックです

小さいお子さまにとっても通いやすい場所を目指して、できるだけ怖がらせないように接することを心がけています。開院当初は鼻水の吸引や耳あか取りなどを、速やかにきっちりおこなうことを重視していましたが、お子さまの怖いという気持ちの方が勝ってしまうと、次の受診を嫌がって親御さまが大変な思いをされることもあります。

今はお子さまが診察に慣れるまで、時間をかけながらゆっくりとおこなっています。また、キッズコーナーを用意して院内で楽しく過ごしてもらい、「また行ってもいいよ」と言ってもらえるような場所づくりを心がけています。定期的に受診されることは、ぜんそくや中耳炎などの病気を予防しますから、耳あか取りや鼻水の吸引だけでも気軽にお越しください。

「何が原因で症状が出ているか」を重視しています

診察で大事にしていることは、出ている症状を診るだけではなく、何が原因で症状が出ているかを見つけ、改善につなげることです。例えばめまいの症状だと「不安に思うことがあり、きちんと眠れない」とおっしゃる方がいます。このような場合、不眠の治療をすることで症状が改善することがあります。

また、「耳がつまった感じがする」など、耳の調子がおかしいときは耳の中の空気圧を調整できていない可能性があり、耳管を検査することによって原因が見つかる場合もあります。症状だけを聞き、検査で異常がないから問題ないとするのではなく、症状の原因がどこにあるのかをしっかりと探っていきます。